パチンコ CR新世紀エヴァンゲリオン 奇跡の価値は 初打ち
パチンコを打ち始めて10年以上たつ。仕事が休みの日はほとんど、パチンコ屋で勝負を楽しむ。私なりの気分転換であり、ストレス発散方法である。ギャンブルはある種の人を引き込む。古来から綿々と続いてきた、どこの社会にもある文化。ギャンブルを裏の世界、非日常の空間に閉じ込めるのは、共同体の維持に弊害をもたらすから。それでも人はギャンブルが好きなので国家(共同体)が管理し、ある種のものは規制されている。その中でもパチンコは異色な、日本独特のギャンブルであり文化である。(国はギャンブルと認めていないかもしれないが。)どこの街に行っても必ずある。パチンコ屋は個人又は企業が経営しているので、店によってそれぞれ細かな違いがある。当然勝ち易い店と勝ちにくい店がある。まずホール(パチンコ屋)を選ぶのが重要で、勝負はそこから始まる。そして台を選ぶのが運命の分かれ道。その座った台の調子がいいか、悪いかを見極める。でもたいがい、調子のいい台は座ってすぐに当たるものだ。しかし人間の欲望は「もう少し回したら出るんじゃないか」とか「ここで止めたら次に座った人に出されるんじゃないか」とかいろいろ惑わされ、結局は負けてしまう。ギャンブルは欲望との闘いである。いかに冷静な心を保てるか。それが一番難しく、わかっていてもなかなか出来ない。そこがおもしろい。
人の内部に在るコントロールできないもの(力)と向き合い争う事は、宗教的である。ギャンブルは宗教の修行に似ている。常に自分と向き合い、神を探す。いや応も無く自分の弱さをさらけ出され、打ちのめされても、また人は救いを求めてパチンコ屋に今日も向かってしまうのだ。
「CR新世紀エヴァンゲリオン 奇跡の価値は」は、今週の月曜日に全国導入された新台で、どこも満席の人気機種である。今現在、パチンコの進化の頂点とも言える台で、初めて打ったが非常におもしろかった。パチンコも分かり易く一般的なものからマニアックなものへ、特に若い人の嗜好は向かっていると感じた。私達も一度、UBIQとエヴァンゲリオンのコラボモデルを発売した事があるが、そこまで成功しなかった。もっと徹底したマニアックさが必要な時代なのかもしれない。
コメント