ナイキのスニーカーの中で、私の好きなベスト3に入る傑作。私がスニーカーを見て衝撃を受けたのは、このズームフライトとマックスプラス。90年代半ばのナイキのデザインはやばい物が多い。次から次へと新しいデザインを生み出し、ヒットさせた黄金時代。私の好きなスニーカーは、車に似ていて全体の曲線が綺麗でなめらかな感じがするものに惹かれる。最近は復刻ものが主流で、新しいデザインの革命的な奴との出会いが中々無い。MAX360は履き心地は革命的だが、デザインがいまひとつだ。昔の95や97を張り付けた方がかっこいいのは問題である。もっとぶっ飛んだ靴が欲しい。保守的な奴はもうたくさんだ。
今スニーカーが売れないのは、革命の熱気と情熱の様な、未知なるものへの好奇心が欠けているから。けっして派手な物が良いと言っているのではなく、もっとなんか見ただけでわくわくする様な、そんなスニーカーとの出会いを待っているのだが。一時期ドメスブランドのスニーカーが売れた。そこにはやはり、新しい物を生み出そうという意志が強く感じられ、作品自体が常に、良い意味悪い意味、見ていて楽しかった。UBIQには、絶えず革命家の心意気で作品を作り続けていって欲しい。新しい物が生み出されないジャンルは崩壊する。そんな危険な匂いがする。
人は破壊する為に物を造る。神への捧げ物として。その陶酔を味わう為に。
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