「大江戸牡丹」純国産線香花火が復活
線香花火は、現在ほぼ100%中国製になっているという。日本情緒の代名詞として取り扱われてきたのに寂しいことである。なんでも線香花火を作る技術の伝承自体も危ういらしい。技術は失われると、もう甦らない。それを8年もの歳月を試行錯誤して復活させたのが「大江戸牡丹」である。線香花火の燃え尽きるまでのドラマはなんともいえない。スモールワールド。手持ち花火の中で、飽きがこない最高傑作であろう。毎回、違った人生というか、異なる燃え尽き方を味わう、奇跡に近い体験なのである。後世に残したい。なんとか作り続けて欲しいものである。夢想は尽きない。
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