NIKE FLAG shop in 原宿

ナイキのFlag shopが原宿の表参道にオープンした。１階は、パフォーマンスを重視し、ランニングを中心としたナイキっぽい（ちょっとおしゃれな）店舗作りとなっている。そして２階は、よりライフスタイルを打ち出し、ファッション性を。３階は、サッカーをテーマにした売り場になっている。多くの人の噂の域を出なかったナイキ原宿の出店が晴れて実行に移されたのである。

ずいぶん前より、ナイキタウンを原宿にオープンするという噂はあり、明治道りと表参道の交差点（GAPのあった所）というのがとても信憑性のあった所であり、実際にこの度GAPは原宿駅前に移転する。多くのファーストファッションと呼ばれるブランドが原宿に進出し、表参道、明治道りは、季節ごとにファッションが変わる、トレンド基地になってきた。キットソン、H&M、フォーエバー２１、ユニクロ、ポイント、そしてナイキ。

そして疑問１？　ファッションとしてのナイキに舵を切ったとみるべきなのか？今までのナイキの売り上げは、スニーカーが半数以上を占めていたとのこと。しかし、今年度は、アパレルが売り上げの半数以上を占めるとの噂。これからのナイキはもっとウエアーの比率を高め、多くの人（今までナイキの商品をきていない）に普通の商品を必要におじて売っていくのであろう。それはナイキらしさを失うのでは？などと心配する。これは、アディダスに見て取れる。

スポーツとナイキショップの関連性？スポーツとは、日々の積み重ねである。それは、時間がかかるものである。いくらスポーツ科学が発達したからと言って、日々の鍛練は欠かせない。その中で、なぜ原宿にスポーツを中心とした店舗を出店したのであろうか？アシックスのようにもっと運動のできる所に、スポーツ中心の店舗を出さなかったのか？原宿の店舗は、ファッション中心にすべきではないであろうか？などと思ってしまう。

ナイキはマーケティング会社などと言われている。私の思っていたことは、杞憂になり、ナイキはやはり原宿店をファッション中心の売り上げをとれる販売先ととらえているようだ。先週もAir Jordan Iのナイキ原宿だけで売った。やはり、海外の（特にアメリカの店舗オーナー）人が言っているように、世界戦略“すべてのものを自分たちで売る”と言うことに行き着くのであろうか？

私は、スニーカーを売る人間として、ナイキが怖い。何せ何でもできる資金をもっているから、そして、そこで働く人も怖い。何せ何でもできるナイキを背中に背負っているから。このナイキタウン原宿はchapterのあり方にも影響を与えると思う。何かをかえないと。食べるために。（最後にこのコメントは負け組の（私）ものであるが、一方で私はナイキが、１０年２０年と今のまま振る舞えることができるかと言うことに疑問を感じる、なぜならば、私は１５年もナイキで飯を食べているから。）理由にならないかもしれないが。

ナイキがスニーカー市場を盛り上げてくれることを祈っている。

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